C:\Users\yoko\Pictures\komachi-b_1.jpg
2012年04月22日
さまよえる患者
米山公啓の「さまよえる患者」
ドクター執筆の著書はリアルです。
大学病院の 臨床と 出世や論文に必要な時間を差し引くと どうしても臨床に対する考え方が 希薄…と言うか
興味のない病気 所謂論文にならない症例や治癒が見込めない患者に対しての 扱いは 題名通り 転院 「さまよえる…」になる訳です。 (転院させられる)
大学病院では大抵、 研修医二年目位のドクターが担当医になる事が多いです。
彼らは 受け持ち患者と論文と 夜間アルバイトでヘトヘト(−_−#)なんです。
検査機材は沢山あるので一通りの検査はしますが 病名が決定した時点で 彼等の殆どの任務は終わります。
例えば癌…であったなら ステージ1ステージ2なら抗がん剤を使用して延命或は回復を試みますが
それ以上まで進行している物だと 大学病院はターミナルケアはしません。
沢山のドクター 又は元ドクターの執筆本を読みますが
大学病院って 何なんだろー(−_−メ) って思ってしまいます。
文字通り 大学の研究の素材として 患者が必要
としか 思えません。
私が病院を選ぶなら 検査は大学病院で
でも治療は 他病院にします。
それが 癌であっても。
大学病院も京大みたいに全部の 壁を取り払って
この研究室で発見された事が すぐ実験室にも伝わり 臨床まで 一刻でも早く伝達出来るシステムに
したらいいんでしょうけどね………
皆 我の研究成果!にしたい為に 医者本来の目的意識が歪んで見えます。
とても滑稽で そのカラクリを全く知らない患者も勉強不足だと感じます。
Posted by ようこ at 12:26│Comments(0)
│本